通学路危険箇所 伊那市教委が対応状況まとめ

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伊那市内の通学路の危険箇所を点検する関係者=8月25日

伊那市教育委員会は、危険で対策が必要とされた通学路の危険箇所の対応状況をまとめた。6月に千葉県八街市で下校中の児童が飲酒運転のトラックにはねられて死傷した事故を受けて行った緊急点検で、伊那市の箇所数は県内市町村で最も多い172カ所に上った。今後、関係機関・団体でつくる市通学路安全推進会議で意見を求めながら対策を進めていく方針だ。

市教委学校教育課によると、通学路の危険箇所はこれまで同会議で把握してきた103カ所に加え、新たに各小中学校から報告のあった箇所や市の建設部署が把握している地区からの要望箇所が115カ所あり、合計218カ所となった。これらから対策済みの箇所数を除いた172カ所が危険箇所とされた。

対策の担当機関別では、県伊那建設事務所(国県道)が52カ所、市建設課(市道)が98カ所、伊那警察署が20カ所、地区が2カ所。対策方法別の内訳は、「歩道新設・拡幅」41カ所、「標識・路面標示」22カ所、「舗装修繕等」17カ所、「防護柵」14カ所、「規制」11カ所、「路肩設置」9カ所、「グリーンベルト」8カ所などだった。

県内市町村で最も多い箇所数となったことについて、市教委は「子どもを守りたいという思いから丁寧に点検した結果」と説明。今後、直ちに着手が可能な箇所は順次対策を実施するほか、同会議で対策について意見を求め、関係機関に働き掛けていく方針。市建設課は通学路の安全対策に関する国の補助金などを活用し、有効な対策を実施していく予定としている。

また、市と舗装大手の大成ロテック(東京)が締結している「道路空間整備システム構築プロジェクト」に関する協定に基づいて庁内プロジェクトが立ち上がっており、現在、春富中をフィールドとして通学路の安全確保のための研究に取り組んでいるという。このプロジェクトとも連携しながら通学路の安全対策に努めていくとしている。

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