上伊那の2作家コラボ ガラスの里美術館

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ろうけつ染めを展示している吉田さん(右)と木彫りを展示している宮島さん

諏訪市豊田のSUWAガラスの里美術館は常設展「日展作家・現代工芸作家」コーナーで、吉田冴子さん(74)=箕輪町=のろうけつ染めと、宮島覚さん(64)=駒ケ根市=の木彫りを展示している。身近な自然風景を題材に鮮やかな色彩で染めた吉田さんの作品5点と、丸みを帯びた形に仕上げた宮島さんの4点を展示している。来年4月ごろまで。

吉田さんは25年前からろうけつ染めを始めた。2005年に日展で初入選し、14年には日本現代工芸美術展で現代工芸賞を受賞した。草木をモチーフに自然を畏れ敬う気持ちを作品で表現している。最近はヤツデの葉をデザインに取り入れることが多いといい、「手を広げたような形がすべてを受け入れているように見える」と話す。

淡い青色と鮮やかな赤色が印象的な作品「夏の未明」は7月のある朝、偶然目にした朝焼けを表現した。「見た人に色のにじみや重なりを楽しんでもらいたい」と語る。

宮島さんは下伊那郡泰阜村生まれ。12年に日本現代工芸美術展で初入選。15年には日展に初入選した。創作テーマは「自然と命」。幼い頃から身近にあったヒノキを中心に使う。「信州の冬が好き」と話し、丸みを帯びた形の作品で水が凍ったり氷が解けたりする様子を表現している。

「朝露のささやき」は水滴をほうふつとさせる形で、複数の球を彫って朝露を表現した。「題名が作品とつながっているので、見る人はイメージしやすいのではないか」と話した。

午前10時~午後5時。火、水曜休館。入場料は高校生以上600円、中学生以下無料。

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