ユニバーサルツーリズム推進へ 諏訪市で講演

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需要拡大が見込まれるユニバーサルツーリズムについて語る渕山さん

高齢者や障がい者らの外出を支援する「ユニバーサル・サポートすわ」(牛山玲子代表)は3日、身体的な不安があっても楽しめる旅「ユニバーサルツーリズム」の推進を図るセミナーを諏訪市湖岸通りの旅館「浜の湯」で開いた。観光事業者ら約30人が参加し、超高齢社会を迎えた社会構造やコロナ禍によって大きく変わった観光のトレンドについて学習。ユニバーサルツーリズムへの対応の必要性を再認識した。

講師は大手旅行会社、近畿日本ツーリスト仕入企画部の荷見篤志部長、ユニバーサルツーリズムアドバイザーの渕山知弘さん、富士見高原リゾート営業企画室の藤田然課長の3人。

渕山さんは、大手旅行会社勤務時代に車いす利用者やその家族が参加する大規模なツアーを諏訪地方で6年間実施するなどの豊富な実績を持つ。セミナーでは、日本でこれから求められる観光を「超高齢社会型観光」と語り、ツアー参加者に長い距離を歩かせない旅行の可能性を伝えた。

シニア層に人気の温泉地ランキングで蓼科温泉を抑え、4年連続1位を獲得した嬉野温泉(佐賀県)の人気の秘密を「旅館の温泉で入浴介助が受けられるバリアフリーツアーにある」と分析。宿泊業者、福祉施設と佐賀嬉野バリアフリーツアーセンターが連携してシニア層を受け入れいている実例を紹介した。

ユニバーサルツーリズムの土壌は諏訪地方にもあるが、同センターに相当する役割の担い手が明確になっていない点も指摘した。

荷見部長は、コロナ下の旅行は個人、家族、少人数グループ単位で県内や近県旅行向けに出掛けるケースが多く、特定の観光地を何度も訪れるリピーターが増加傾向にある状況を説明。「上諏訪温泉は駅から近いなど高齢者に選ばれやすい特色を持っている」と述べた。

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