霧ケ峰に「かやぼっち」 ススキ刈り取り

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霧ケ峰・強清水園地でススキを刈る地権者ら。かやぶき屋根材として活用を模索するススキの「かやぼっち」がお目見えした

霧ケ峰・強清水園地でススキを刈る地権者ら。かやぶき屋根材として活用を模索するススキの「かやぼっち」がお目見えした

霧ケ峰自然環境保全協議会は28日、諏訪市の霧ケ峰・強清水園地でススキの刈り取り作業をした。一帯を所有する下桑原牧野農協組合員やボランティア、行政職員ら約50人が参加。ススキの勢いが衰えて多様な植物が育つようにと願いを込め、1ヘクタールのモデル事業区で機械を動かした。刈ったススキは引き続き堆肥化するとともに、かやぶき屋根の材料として有効活用する道を新たに探る。

昭和30年代前半の植生・景観を目標とする草原再生の取り組みで3年目。霧ケ峰の玄関口と言われるインターチェンジ近くのビーナスライン沿いに集まり、組合員が草刈り機を動かしたほか、ボランティアらが刈ったススキを収集したり運搬したりした。

作業に加わった富士見町のかやぶき職人男性(29)によると、霧ケ峰のススキは「しなやかで細い」のが特長だといい、目の詰まった、美しい仕上がりにするための要素を備えているという。個人宅や御堂、あずまやなどのふき替え依頼が時折あり、「目が詰まりすぎると、乾きにくいという欠点も生じる。使いやすい材料か試したい」と意欲を見せた。

一帯には、屋根材としての活用を模索するススキを乾燥させるため、束ねて円すい状にした「かやぼっち」がお目見え。秋たけなわの高原の風情を引き立てている。

17日に霧ケ峰・車山肩西側のモデル事業区で伐採したレンゲツツジもチップ化し、周辺の登山道に敷き詰めて有効利用した。協議会事務局の県諏訪地方事務所環境課は「刈った草木の活用の道が広がっていけばうれしい」と話していた。

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