諏訪湖のワカサギ守れ 舟で鳥類追い払い

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追い払いの舟が近づき、飛び立つカワウ

魚食性鳥類から諏訪湖の水産資源のワカサギを守ろうと、諏訪湖漁業協同組合や県などでつくる諏訪湖漁場活性化協議会が舟を使った追い払いを続けている。来春の採卵事業で十分な魚卵を確保するため、同漁協組合員ら約40人が交代で、鳥の群れに向けて舟を走らせている。

今季のワカサギ資源は春の採卵事業の不調に伴い、魚卵放流量が例年を大きく下回った。県水産試験場諏訪支場(下諏訪町)の調査などでも推定尾数が少ない傾向が確認されており、魚を捕食するカワウ、カワアイサ、カンムリカイツブリなどの影響を抑えたい考え。

組合員は午前6時から午後6時まで間、6時間交代で各2艇ずつ舟を出している。湖上で風を切って走る舟の上では体感温度が下がる。操縦席の前に風よけの透明のパネルを置くなどして寒さをしのぎながら追い払いに取り組んでいる。
 
武居薫組合長は「来春の採卵事業で、十分なワカサギ卵を確保したい。湖の全面結氷が望ましいが、岸辺だけ凍って舟が出せず、沖には波が立つような中途半端な寒さが一番困る。ワカサギを何とか守っていきたい」と話した。
 
追い払いは来年3月上旬から中旬まで行う。

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