2021年12月12日付

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街中で車を走らせていると、民家の駐車場やガソリンスタンドでタイヤ交換に励む人の姿を目にするようになった。寒冷地の冬の風物詩といえる光景。いや応なしに気ぜわしい師走の訪れを実感する▼「煩わしい」の一言に尽きるが、車を安全に利用する上で避けては通れない作業だ。交換のタイミングにも悩まされる。「まだ大丈夫」と高をくくっていたところ、予想外の降雪に慌てた経験を持つ人も少なくないだろう▼冬用タイヤへの履き替えは一般的に初雪の1カ月前が目安とされる。降雪の有無にかかわらず、夏用タイヤは外気温が7度以下になるとゴムが硬くなり、グリップ力の低下から制動距離が伸びる傾向にあるそうだ。安全を考慮すれば早めの装着に越したことはない▼わが家ではこの時期、自力でのタイヤ交換が恒例の行事となっている。油圧ジャッキと十字レンチを使えば、1台30分ほどで交換できる。業者に頼む方法もあるが、自力で汗をかいてこそ得られる達成感と心地よい疲労感は何物にも代えがたく、存外作業を楽しんでいる▼12月は交通事故が多発する時期。県内でも15日から「年末の交通安全運動」が始まり、重点項目の一つに「スリップ事故の防止」を掲げている。どんなに注意を払っても「もらい事故」を回避するのは困難。事故のリスクを軽減するためにもハンドルを握る者として最低限の義務は果たしていきたい。

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