諏訪湖環境研究センター 開所を1年延期

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改修工事後に諏訪湖環境研究センターが入る岡谷市の県男女共同参画センターの施設

県は、岡谷市の県男女共同参画センター「あいとぴあ」の施設を改修し2023年度の開所を目指していた諏訪湖環境研究センター(仮称)について、開所を約1年延期することを決めた。研究に必要な分析機器などを設置する2、3階部分の床の補強が必要と判断したため。必要な工事を行い、24年4月1日の開所を目指す。

同センターは諏訪湖を中心に、県内の河川、湖沼の水環境保全を目的とした研究施設。情報発信や地域に根差した学びの場も提供する。

諏訪湖の水質、生態系の調査は県環境保全研究所、保健福祉事務所、水産試験場が分かれて行っており、各機関がこれまで蓄積したデータを一元化して活用するため、関係機関を集約する。湖畔に建つ信州大学諏訪臨湖実験所(諏訪市)などの研究機関との連携もしやすくなる。

あいとぴあの2、3階はこれまで研修や調理実習などに利用されてきたが、改修後は大型の研究装置が入り、消費電力も増えるため床や電気系統などの補強は不可欠と判断した。さらに県のゼロカーボン戦略に沿って断熱性を高め、太陽光発電装置も設置したい考え。

22年度当初予算の要求額は1億6541万1000円、債務負担行為額は14億2149万4000円としている。15日発表の来年度当初予算の要求概要では、23年度分の工事費の支払い義務を確定する債務負担行為額を盛り込むよう求めている。

県水大気環境課の仙波道則課長は「諏訪湖環境研究センターの整備後は長年にわたって使っていく施設になる。開設時期の約1年の延期はセンターに求められている機能を十分に発揮するために必要だと判断した」と話した。

改修工事の計画によると、1階は男女共同参画センター。エントランスは共同の情報発信の場とし、ホールやステージは維持する。ホール前の「ホワイエ」は諏訪湖環境研究センター専用の展示エリアとなる予定。

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