寺平さん化石コレクション 中川中で展示

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寺平さんが収集した化石などに見入る中川中の生徒ら

中川村中川中学校で、伊那谷の火山灰研究の第一人者として知られた同村出身の地質研究家、寺平宏さん=享年(86)=が収集した化石などの展示が行われている。収集品を駒ケ根市立博物館で保管してもらうのを前に、村内の子どもたちに見てもらいたい―との遺族の意向を受けて、実現。生徒たちは生物の進化の歴史に触れ、太古に思いをはせている。

寺平さんは教員として勤務する傍ら、伊那谷の活断層や地質の調査に尽力。火山噴出物を分析して噴火した年代や場所を判別、伊那谷の複雑な地形の成り立ちを解明してきた。2018年に他界。残された膨大な収集品は、寺平さんが学芸員を務めた同館に近く収蔵される予定だ。村外へ出るのを前に、村小中学校校長会などが、村内3小中学校での巡回展を企画した。

校舎内の一角には、地質年代ごとに分類された国内外の化石がずらり。約5億年前のサンヨウチュウをはじめ、アンモナイトやシダ類、貝類、魚類などの化石が並ぶ。顕微鏡を設置し、御嶽山の火山灰土に含まれる結晶も観察できるように。生徒らは「こんなに昔のものが形に残っていて、たくさんあるなんて、すごい」と感心している。

中川中での展示は22日まで。

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