原村にワイナリー 来秋操業目指し地鎮祭

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昌栄土建興業の隣地で行われたワイナリーの地鎮祭=原村柏木

原村柏木の建設業「昌栄土建興業」は、同社隣にワイン醸造所「八ケ岳はらむらワイナリー」を建設する。県と村によると、諏訪地方初のワイナリー。関連会社の「きよみず農園」(原村柏木)が今年4月から村内で栽培を始めたワイン用ブドウを使い、ワインを造る。両社社長の清水昌敏さんは「100年後の原村の種をまき、村の発展に寄与できたら」と意気込んでいる。来年9月の操業開始を目指す。

ワイン好きの清水社長は「飲むだけでなく造ってみたい」と以前から感じており、昨年12月に原村が国のワイン特区に認定されたのを機に、ワイン用ブドウの栽培を開始。国の事業再構築補助金の活用が決まったことも後押しになった。生まれてからずっと村内に暮らす清水社長は、少子高齢化で荒廃地が増加することも懸念し、ワイン造りを通して「村おこしのきっかけになれば」とも話す。

ワイナリーは平屋建てで床面積が約530平方メートル。直売所も設け、来年7月末に完成する見通し。設計や施工は岡谷市の建設業「岡谷組」が請け負う。

4月に植えたのは品種メルローで、菖蒲沢区内の約5000平方メートルで1000本を栽培している。収穫は2~3年先のため、初年は八ケ岳西麓で栽培された地元農家のブドウを仕入れてワインを造る。

来年は柏木区内にも約5000平方メートルに品種シラーやシャルドネを1000本植える予定で、今後も生産量を増やしたい考え。

また、栽培には自社で堆肥化した諏訪湖のヒシを使い、循環型社会への役目も担いたいという。清水社長は「癖になるワインを作りたい」と話す。

22日には関係者約30人が参列し、地鎮祭を行った。清水社長はあいさつで「身の丈以上にも思われるが、諏訪の平で初めてのワイナリーとして精進したい」と述べた。

村内ではワイン用ブドウを栽培する農家3軒がワイナリーの開設を目指している。来年度に村はワイン用ブドウを手掛ける農家を対象に苗木の購入費やワイナリーの建設費などを補助する制度を導入し、ワイン用ブドウの栽培・生産を後押ししていく。

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