高遠の国道361号 無電柱化工事進む

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今後、電線の埋設と電柱の引き抜き作業を行う「無電柱化推進事業」の工区=伊那市高遠町の国道361号

伊那市高遠町の中心部を通る国道361号(本通り・ご城下通り)の無電柱化工事が順調に進んでいる。県伊那建設事務所によると、すでに一部の車道と歩道の地下に電線を埋設する共同溝が完成。今後、電柱にある電線を地下へ移した後、全ての電柱の撤去作業へ入る。完了は2022年度内を見込む。

工事区間は、国道152号に近い藤沢川に架かる高砂橋西側からバスターミナルのJR高遠駅付近までの国道両側500メートル。一帯は高遠城址公園に近い観光地や商業地で、無電柱化は景観の向上や通行の安全・快適性を確保する狙いがある。

工事は17年度に着手。電線を収める共同溝と電線を地下から周辺の建物に引き込むためのパイプを設置した。共同溝には電気、電話、ケーブルテレビなどの配線を入れる。今後、電線の埋設と各戸への引き込み工事を済ませた後、30本以上の電柱を抜く。現在仮舗装の歩道は最終的にエンジ色のカラーアスファルト舗装にする。

国道361号は災害時の1次緊急輸送路で、周辺には公共施設も多い。商店街は高遠城址公園の桜の季節には大勢の観光客が訪れる名所にもなっている。今回の工事では周辺を歩く住民や観光客の安全性を考慮し、これまで歩道にあった段差を解消した。

総事業費は約7億円。財源は国の交付金など。県伊那建設事務所整備課は「沿線の皆さんには長期にわたって協力していただき感謝している。上空の電線がなくなり景観が美しくなる。もうしばらく迷惑をお掛けするが、理解をお願いしたい」と述べた。

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