地域住民の交流拠点 「どじょうハウス」完成

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拠点の完成を喜ぶ守屋代表(右)ら=茅野市山田の「どじょうハウス阿弥陀亭」

地元の歴史に関りのあるドジョウで地域活性化を目指す茅野市山田区の有志団体「玉川山田どじょうプロジェクト」(守屋浩治代表、13人)が、区内の古民家を改修し、どじょう料理も提供できる地域住民の交流拠点「どじょうハウス阿弥陀亭」を半年がかりで完成させた。正月明けから予約制で開館する予定。

建物は築約100年の平屋で広さは約180平方メートル。所有者は千葉県でのり問屋を営み、同団体の趣旨に賛同して畑なども含め無償で貸してくれた。メンバーは40~60代でそれぞれ仕事を持つが、守屋代表を中心に都合のつく人が集まり、壁や床の改修、ガラス戸取り付けなどをこつこつと実施。約40年空き家で不用品撤去や大掃除に手間がかかる中、県信用組合宮川支店職員は汚れた障子枠をきれいに、地元の小学生は障子を張ってくれボランティアの協力は大きかったという。

ビニールハウス付き飼育池の設置に次ぐ事業で、県の地域発元気づくり支援金を活用。床張りの食堂兼会議室、展示室など6部屋と厨房などを設けた。展示室では高島藩時代の村絵図や、ドジョウが確認できた堰も紹介。使えるものは残しつつの改修で所々に昔の面影も。屋根はトタンぶきだが、玄関を入った天井を見上げると、かやぶきの構造を見ることもできる。

守屋代表によると、2年間の飼育で、購入したドジョウを増やすことは難しい環境であることが分かり、料理には購入品を使用し、今後、池では自然に流れ込む地ドジョウを育てる。

山田をはじめとする周辺の七つの地域は毎春一斉に堰上げ(掃除)を行い、作業後の慰労会では「どじょう祭り」と称し、田んぼのため水から捕ってきたドジョウを料理して味わった歴史がある。守屋代表は「大勢の協力で実現できた。地域の人が気軽に来られる場所にしたい」と話している。問い合わせは守屋代表(電話090・9665・5088)へ。

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