岡谷市製造業10月 業況DIプラス水準維持

LINEで送る
Pocket

岡谷市は基幹産業である製造業を対象に実施した10月末の景気動向調査の結果をまとめた。業況が好転と答えた企業の割合から悪化と答えた企業の割合を引いた業況DIはプラス21.0ポイントで、2期連続のプラス水準だった。一方、原材料仕入れ価格の上昇が続く中で製品単価の伸びが小幅であることから、収益DIはマイナス水準に転じた。市は「仕入れ価格は来期も高水準を維持する見通し」とし、経営への影響を懸念している。

調査は市工業振興課と岡谷商工会議所が市内製造業100社を対象に行い、回答率は100%。6業種(精密40、機械26、電気11、計量7、表面処理13、鋳造3)から回答を得た。

調査によると、業況DIは4月の前回調査から2.3ポイント悪化したが、プラス水準を維持。来期(6カ月後)の見通しDIも0.1ポイント改善し、プラス1.1ポイントとほぼ横ばい。各業種とも改善傾向で全体的に回復基調にある。昨年度下半期以降、半導体製造部品や自動車関連部品などの受注が好調または横ばいで推移していることが要因と見られる。

一方、原材料仕入れ価格DIが前回調査比35.2ポイント増のプラス85.7ポイントと大きく上昇したにも関わらず、製品単価DIは同比7.0ポイント増のプラス6.0ポイントにとどまった。来期は業況、生産額、受注額ともプラス水準を維持する見通しだが、材料調達難や原材料の高騰などの影響が続くとされ、先行き不透明な状況。

経営上の問題点についても「原材料等の価格の上昇」と答えた企業が67.0%で最も多く、昨年同期比54.0ポイントの増。次いで「人手不足・求人難」が多かった。新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた受注などが回復した一方で、原材料価格の高騰や業務量増加に対する人員確保の不足が課題に挙がっている。

同課は「収益、経営面に影響が出ないように支援し、市内企業の事業継続、雇用維持に努めていきたい」とした。

また今期の調査では、環境への取り組みに関する項目を初めて設けた。企業が「導入済み」または「導入予定」と答えた取り組みは、いずれも「節電・節水」が最多。同課は調査結果を今後の支援内容の構築に反映する考え。

おすすめ情報

PAGE TOP