安全な伐採へ技術を伝承 上諏訪地区奉賛会

LINEで送る
Pocket

複数人で連係を取って慎重にチェーンソーを入れる山造委員たち

来年の諏訪大社御柱祭に向けて、上諏訪地区奉賛会の山造委員会(大郷正人委員長)は26日、諏訪市豊田の諏訪湖の森近くの山林で、曳行の練習木と大梃子を伐採した。約40人が参加し、チェーンソーを使って伐倒し、技術の伝承や団結心を養うことにも役立てた。

作業は地権者と管理会社の承諾を得て、太陽光発電施設敷地内で行われた。曳行の練習木は目通り周囲が約60センチになるトウヒの大木で、倒す方向を確認し、チェーンソーで受け口を作った後、追い口を入れて狙い通りの場所に立ち木を寝かせた。御柱のかじ取りに使う大梃子はナラを使い、皮をむいて長さ2メートルほどに仕上げるという。

寒波の到来で山中は日中でも氷点下4度の寒さ。休憩時間には湯を沸かしてコーヒーやお茶で暖を取りながら、協力して作業を展開した。伐木業務の特別教育を受講した氏子がチェーンソーを扱い、経験豊富な先輩の手ほどきを受けながら、安全に倒す方法を積極的に学んでいた。

伐採作業を統括した斧長の小林孝吉さん(50)=同市清水=は「経験が少ないメンバーもいる中、安全な伐倒方法と道具の取り扱いを学び、技術を継承する機会になった」と手応えを語った。

切り出した用材は来年1月23日に旧東洋バルヴ諏訪工場跡地で木造りを行い、難所を想定した曳行練習に役立てる。

おすすめ情報

PAGE TOP