牛乳廃棄防ごう JA上伊那が特別販売

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牛乳の消費拡大と生産者支援のために行った特別販売

JA上伊那は27日、牛乳の消費拡大と生産者支援のための特別販売を伊那市の協力で行った。JA上伊那ファミリーマート移動販売車が、地元の若手酪農家が企画開発した地域密着型牛乳「酪農家のおもてなし」を特別価格で販売。来庁者や仕事を終えて帰宅する市職員らがいつもより多めに牛乳を購入した。

市役所市民ホールの特設売り場に牛乳パックを並べて販売した。頼まれた知人の分を含め、1リットル入りパック7本を購入した市内の女性は「廃棄されてしまうなんてもったいない。牛乳を使う料理を多くして、少しでも消費をお手伝いしたい。頑張って飲みます」と話していた。

牛乳は新型コロナの影響で需要が落ち込んでいる上に、小中学校が冬休みに入る年末年始は学校給食がなくなるため消費が減っている。一方、生乳の生産は好調で、全国的に生乳の大量廃棄が懸念されている。業界では生乳を無駄にしないようにしようと消費拡大運動を展開中。伊那市内にも牛乳生産農家があり、同市はJA上伊那の取り組みに協力して、牛乳販売の場を設けることにした。

「酪農家のおもてなし」は2015年11月に誕生した上伊那オリジナル牛乳で、「おもてなし牛乳」として親しまれている。自給肥料で健康に育てた牛の生乳をふんだんに使っていて、学校給食では子どもたちに「おいしい」と好評という。市農政課の担当者は「一時的な生産者支援だけでなく、この機会においしさを実感してもらい、普段から牛乳を飲んでもらうきっかけになればいい」と期待した。

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