2021年12月30日付

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帰ってこーいよー。子どもの頃にテレビからよく流れていた。曲名も歌手名も知らなかったが、何度も聞いたことは覚えている。松村和子さんのデビュー曲「帰ってこいよ」。1980年春に発売された▼同年大みそかの日本レコード大賞で新人賞を獲得した。昔はレコ大とNHK紅白歌合戦が同じ大みそかに行われていたが、松村さんが同曲で紅白に初出場したのは翌81年。いかにロングヒットを記録していたかが分かる▼この年末年始に目を移すと、「帰ってこいよ」と安易には言えなさそうだ。新変異株の動向を踏まえ、県も帰省は慎重に検討するよう呼び掛ける。一方で、就活生らのUターン志向が高まっているとのニュースがあった。安心感のある地元で働きたいとの声が弊紙でも紹介された▼富士見町のJR駅舎に「いつでも、帰っておいで。」と書かれた横断幕が掲げられている。移住促進とともに、地元出身者のFターン(Uターン)に注力する町役場が設置した。言葉はFターン者の女性が考えた▼帰郷の願いよりも先に、古里は皆の夢や人生を応援している-というメッセージを感じ取れる、いい言葉だなと思った。♪涙こぼれそうになったら…笑顔を忘れそうになったら 帰っておいで いつも変わらない場所が迎えてくれるから(奥華子「帰っておいで」)。いつも、いつでも、いつまでも、古里は皆を見守り温かく迎えてくれる。

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