地元企業に就職を かみいなシゴトフェス

LINEで送る
Pocket

企業の人事担当者らから説明を聞く参加者

上伊那広域連合は29日、上伊那出身の学生らを対象にした就活イベント「かみいなシゴトフェス」を伊那市のJA上伊那本所で開いた。地元にどんな企業があるのか知ってもらい、U・Iターン就職につなげる狙い。今年は新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、感染状況が落ち着きつつある中での開催となり、昨年の倍以上の120人が参加。上伊那での仕事や暮らしについて理解を深め、今後の就職活動の参考にした。

若者人材の確保に向けた取り組みの一環で、2017年から年末の帰省に合わせて開催しており、今年で5回目。製造業をはじめ、小売業、建設業、金融機関、社会福祉法人、自治体など約50の企業・団体が参加した。

会場のブースでは人事担当者らが業務内容や上伊那での働き方などについて説明。学生たちはメモを取るなどして熱心に耳を傾けていた。

松本市内の大学3年の赤羽希海さん(21)=箕輪町在住=は「地元への就職を考えて参加した。マーケティングの知識を生かせるような仕事に就きたい。上伊那は製造業が盛んだが、11月のオンラインフェスで文系でもたくさんの仕事があることが分かったので、いろいろな会社の話を聞いてみたい」と話した。

神奈川県内の大学3年の桒原竜成さん(21)=伊那市出身=は「高校から県外に出ていて、ふるさとの良さを再認識しており、帰ってきたいと思っている。営業職か公務員を考えているが、まだいろいろ決めかねているところがあり、今後の参考にしたい」と真剣な表情を見せた。

一方、企業側も人手不足などを背景に採用意欲は高い。天竜精機(駒ケ根市)は「付加価値の高いものづくりを目指しており、専門性の高い人材が欲しいが、上伊那には少ない。県外に進学している学生が戻ってきてくれればありがたい」と期待する。

同連合地域振興課の唐澤直樹課長は「このイベントもだいぶ定着し、地元就職を考える人が増えてきた」と実感。特に今年は上伊那地域の全高校生にフェスのチラシを配布し、「県外に進学する場合でも早い段階で地元への就職を考えるきっかけにしてもらえれば」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP