年末年始コロナ対策徹底 医師会長ら緊急提言

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新型コロナウイルス感染症に関する緊急提言をまとめた(左から)坂本県諏訪保健所長、宮坂諏訪市医師会長、細田諏訪郡医師会長、今井岡谷市医師会長

年末年始に新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるとして、岡谷市、諏訪市、諏訪郡の3医師会長と県諏訪保健所長が29日、諏訪市内で会議を開き、「諏訪圏域の住民の皆さまへ」と題する緊急提言をまとめた。感染力が強い変異株「オミクロン株」の侵入を遅らせることが医療提供体制の強靭化につながるとして、基本的な感染対策の徹底や慎重な移動と会食に理解と協力を呼び掛けた。

諏訪地域は11月4日以降、感染者ゼロの小康状態が続いているが、全国ではオミクロン株の感染者数が増え、県外から訪れる観光客や帰省客も増加。飲食における「気の緩み」も散見される。岡谷市医師会の今井智彦会長と県諏訪保健所の坂本泰啓所長が年末年始の感染拡大に危機感を持っていたことを受け、長野日報社が会議を開催し、注意喚起の提言をまとめてもらった。

諏訪市高島の長野日報本社で開いた会議には今井会長と坂本所長に加え、諏訪市医師会の宮坂圭一会長と諏訪郡医師会の細田源浩会長が出席。全国や諏訪地域の感染状況と医療提供体制、ワクチン接種率などを確認し、年末年始の感染対策の重要性について問題意識を共有した。

緊急提言によると、前年は年末年始の人の移動と会食で感染拡大の「第3波」が発生した。今年はオミクロン株の感染拡大が進んでおり、諏訪地域への侵入を許せば「病床のひっ迫は明らか」とする。侵入を遅らせることが、医療提供体制が手薄な年末年始を乗り切り、ワクチンの3回目接種も進んで感染や重症化の予防につながると指摘した。

具体的には、マスクや手洗い、3密の回避といった基本的な感染対策の徹底に加え、年末年始の移動や会食に「最大限の慎重さ」を訴えた。飲食は少人数、短時間、大声自粛、食事以外はマスクを着用する重要性を指摘。「オミクロン株侵入まで時間稼ぎをすることが諏訪地域の医療提供体制の強靭化につながる」と語り、年末年始の感染対策と一人ひとりの慎重な行動に理解と協力を求めている。

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