飯島、飯田、飯山コラボで正月しめ飾り

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飯田水引や飯山の内山紙などを使って完成させたしめ飾りを手に笑顔の渡部唯子さん(中)、関島正浩さん(右)、関島直人さん

飯島町の地域おこし協力隊員でわら細工の普及伝承に携わる渡部唯子さん(30)が、伝統工芸である飯田市の水引と飯山市の内山紙に、東筑摩郡筑北村の松や松ぼっくりを使ってオリジナルの正月しめ飾りを試作した。県内で活動する協力隊員や、伝統の技術を守る人たちとコラボレーション。「地域の文化を守る人たちと、これからもつながっていきたい」と意欲を新たにしている。

今年、下伊那郡喬木村の伝統工芸「阿島傘」の技術継承に取り組む協力隊員とコラボし、しめ縄を施した阿島傘を共同で発表した渡部さん。その後に開いた県内協力隊員の交流会で、飯山市で内山紙に関わる活動をする徳永麗美さんと知り合い、コラボ第2弾が始動した。

筑北村で松枯れ対策に取り組む協力隊員の市川満久さんからは松が提供され、水引は飯田市鼎の関島水引店が全面的に協力。わらは飯島町本郷産を用いて、デザイン性豊かなしめ飾りを完成させた。町内のフラワーショップや町役場などで販売し、作った約30個はほぼ完売した。

「われわれでは考えつかない斬新なアイデアや色使いに驚かされた」と同社社長の関島正浩さん(57)と弟で専務の直人さん(54)。渡部さんの注文に応じた色彩で鶴と亀の水引を提供し、熱意を感じて販売に関するアドバイスもした。

関島さん兄弟は「輸入全盛の中でオール信州産は貴重で、それを求めている人は確実にいる。今回のようにつながることでわらや水引がまた違った形で活用され、伝統文化の復活にもつながる。新しい発想は地域の力に必ずなる」と渡部さんにエールを送っている。

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