諏訪地域の労災増加 岡谷労基署

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諏訪地域における労働災害(休業4日以上の死傷災害)が増加していることが岡谷労働基準監督署の調べで分かった。2021年の11月末現在の発生件数は過去5年で最多の162件。最終的な年間統計値は翌年の1月末に確定するが、12月も27日時点で7件確認し、20年の168件を上回り19年から2年連続の増加となった。同労基署は厳寒期を迎えたこの時期に、寒さや凍結による事故に注意するよう呼び掛けている。

同労基署によると、月別で最も多かったのは1、2、8月の19件。特に1、2月は両月とも前年同期比7件増と大幅に増えた。増加の要因として、積雪や凍結による転倒災害(冬季転倒災害)が例年以上に発生。出退勤時に会社の駐車場や駐車場までの通路で転倒するケースが目立った。また、寒い時期によく報告されるというぎっくり腰や腰痛による休業も多く見られた。

業種別に見ると、建設業が前年同期比12件増の25件と大幅に増加。ショベルカーなどの車両系建設機械に作業員が接触して起きた事故が多かった。10月以降は、はしごから墜落する事故が目立ち、重篤な後遺障害が残るケースも報告された。

冬季転倒災害や建設現場での事故を含め、60歳以上が被災する労災事故が年々増加しているといい、同労基署は「高齢者は滑ったりつまずいたりしないよう、しっかり足元や周辺の確認を」と注意喚起。各職場に対しては「作業現場や通路、駐車場などの危険箇所を点検、再確認してほしい」と注意を促している。

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