2022年1月7日付

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子どもの頃は初売りと言えば1月2日か3日だった。元日に出掛けるのは初もうでぐらい。やがて大手スーパーが元日から営業を行うようになったり、近所にも年中無休のコンビニエンスストアが増えたりして正月の過ごし方がだいぶ変わった▼ボーダーレスと言われる時代。さまざまな境界がなくなり、年末年始も特別感が薄れてきた。もっとも、新型コロナ以降はほとんど出歩いたりすることはなく、ステイホームが基本。自分にとっては本来の正月スタイルに戻ったと言えるかもしれない▼自治体では年末の仕事納めの式を廃止し、年始の仕事始めの式も行わないところが増えてきた。コロナがきっかけとなった側面もあるが、行政は「年度」で動いているというのが主な理由▼ただ、仕事始めの式に関しては多少意見が分かれる。ある首長は「無駄なことはしない」とする一方で、別の首長は「新年をみんなで祝う意味で続けたい」。式は行わないものの、訓示だけ庁内放送したり、オンラインを活用したりする自治体も。重要なのは前例踏襲ではなく、原点に立ち返って考えるという姿勢だろう▼コロナ下で迎えた2度目の年明け。この2年で実感したのは何気ない日常の大切さ、そして、それを支える現場の人たちの存在。感染再拡大の懸念が高まっている。同じ轍を踏まないためにどう行動すべきか。もう一度立ち止まって見つめ直す必要がある。

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