感染者の77%ワクチン未接種 県が効果まとめ

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県は7日、2021年7月1日~9月30日(県内第5波)の新型コロナウイルスの感染者について、ワクチンの効果をまとめたデータを明らかにした。県内の感染者3701人のうち77%の2849人がワクチン未接種で、ワクチンの発症や重症化を抑える効果がうかがえる結果としている。2回目接種14日以降に感染する「ブレークスルー感染」が6%の204人いたことも分かった。2回目接種後14日未満に陽性となった人は70人だった。

重症度を見ると、ワクチン未接種の感染者は、初めは無症状・軽症でも中等症へ病状が進む割合が高いことも分かった。県のデータでは当初の症状が無症状・軽症の感染者のうち、未接種者は7%が中等症に悪化したが、接種しているブレークスルー感染者は3・3%にとどまった。

感染者からの感染の広がりについて見るため濃厚接触者の感染を比較すると、ワクチン未接種の感染者1人当たり平均1・4人の濃厚接触者が陽性となったが、ブレークスルー感染者では平均0・4人にとどまった。

阿部守一知事は7日の会見で、「ワクチンで重症化が抑制されること、周囲への感染が抑えられている可能性が示唆されている」と説明。昨年12月の県内感染者のうち35・9%がブレークスルー感染だったことも明かし「時間経過で発症予防効果が低下してきているのでは」との懸念も示し、未接種者に接種の検討を求めた。準備を進めている追加接種についても、「速やかな接種を検討してほしい」と呼び掛けた。

阿部知事は、高齢者ではブレークスルー感染の割合が高いことも指摘。第5波でのブレークスルー感染は20~50代では19~21%だが、60代以上で増加し、60代37%、70代50%、80代以上36%となっている。接種時期が早かったことや高齢者は抗体価が早く下がりがちなことが要因とみて、「高齢者はできるだけ早く追加接種を進めることが重要。この結果を踏まえて市町村と進めていきたい」とした。

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