コロナ収束願い 飯島で伝統のかさんぼこ

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燃えて倒れた竹の先端に付いた花飾りを手にする日曽利地区の住民ら

飯島町日曽利地区で9日夕、和傘や花飾りなどを飾り付けた昔ながらのどんど焼き「かさんぼこ」が行われた。地元集会所前に住民約30人が集まり、点火。煙にいぶされた魔除けの花飾りを手に取り、今年1年の無病息災や地域の安寧を願った。

細長く割った竹と色紙で作った花飾りや和傘を高さ7メートルほどの青竹の先端に取り付けて、青竹を正月飾りや松を積み上げた土台の中心に立てて燃やす伝統行事。点火から10分ほどで青竹が倒れると、住民たちが駆け寄って花飾りを手にした。花飾りは丸めて自宅の玄関先に飾るのが習わしで、地元の全42戸や関係者に行き渡るように58本を用意した。

青年団の衰退とともに一時中断したかさんぼこだが、復活したのが1988年。育成会が中心となって継続し、地区内に小学生がいなくなった4年前からは自治会が受け継いでいる。

新型コロナウイルス感染症の早期収束を願った市ノ瀬一美自治会長(62)は「コロナ禍の中、住民が顔を合わせる大切な機会にもなった。今後も伝統行事を守り続けていきたい」と話していた。

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