東京から茅野移転8カ月 茶会記クリフサイド

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東京から拠点を移し再出発した「茶会記クリフサイド」と福地代表

ジャズ喫茶、文化サロンとして東京・四谷のビルで14年間親しまれた綜合藝術茶房「茶会記クリフサイド」(福地史人代表)が、茅野市北山の別荘地「緑の村」に拠点を移し8カ月が経過した。コロナ禍にあって静かな滑り出しだったが、常連アーティストらによる会も徐々に開けるようになり、福地代表(50)は「芸術表現のルーツは縄文だと思う。新たな芸術を生み出す拠点として根を張っていきたい」と話す。

福地代表は、プログラマー、システムエンジニアとして多忙な生活を送る中で、昔から好きだったジャズ喫茶に通うのが癒やしだったという。行きつけのビンテージオーディオサロンの店主から店内の一角でカフェをやらないかと誘われたのがきっかけで2007年にジャズ喫茶を始めた。最初は副業のつもりだったが次第にフルで行う自信がついた。10年にアートスペースを開き、さらに大勢の仲間が集まり、音楽をはじめ、タップ、朗読、演劇など多彩なイベントを開いた。

四谷の店は、ビルの解体が決まったため一昨年末で営業を終了。この時点で再出発の場所は決めていた。標高1300メートル、段差地に建つ2階建てを購入、改修。2階の玄関を入ると、四谷から運んだ趣きのあるカウンターテーブルが出迎える。1階はスタジオとデッキテラス。コンパクトな空間だが、外には四季折々の自然のバックステージが広がる。5月から、月1~4回催しを行った。

昨年12月の会は国内外で活躍する書道家白石雪妃さん(37)=東京都=と、トランペット奏者類家心平さん(45)=東京都=がコラボレーション。類家さんが即興で奏でる音楽に白石さんがインスピレーションを受けながら大きな半紙に静かに筆を置いていった。テラスに出て、雪の上に「一期一会」の文字を表現するパフォーマンスもあり、長野市から駆け付けた類家さんのファンの女性は感動して見入っていた。

福地さんは「県内に拠点を移した演奏家や別荘を持つ知人もいて縁を感じる。今のクオリティーで続けていきたい」と夢を語る。詳細はホームページで確認できる。問い合わせは福地さん(電話090・1034・3487)へ。

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