2022年1月14日付

LINEで送る
Pocket

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、取材する会議が軒並みオンラインで開かれるようになって久しい。初めのころは各地からの参加者の顔が画面にずらりと並ぶ光景も新鮮だった▼以前の当欄でも触れたが、オンラインの会議では出席者がそれぞれ勝手に話し出すと混乱するため、進行役の指名を受けてから話し始め、話し終わったら雑音防止のためにマイクを切るようにしていることが多い。顔を合わせての会議と違い、黙ってあいづちを打っても分かりにくいし、その場の空気を感じ取った言葉選びなどは難しそうだ▼一方で、オンラインに慣れた最近の会議では、音声の会話と並行して文字によるチャット機能を活用しているのが新鮮に感じる。次に発言したい人が進行役にその旨をチャットでリクエストし、進行役が次々にさばいていく。事務局から進行役への会議中の連絡も、以前ならそっとメモ用紙を渡したり耳打ちしたりしていたところだが、これもチャットで行われている▼実際の会議を取り仕切りながらチャットにも目を配って次の段取りを考えなければいけない進行役は大変だろうと思うが、上手い人の司会で円滑、効率的に会議が進んでいく様子には感心してしまう▼口角泡を飛ばす-といった白熱した議論の光景は、飛沫感染を防ぐ上で避けるべきことだし、オンラインでは難しいが、遠ざかってしまうと少し寂しくもある。

おすすめ情報

PAGE TOP