コロナ感染警戒レベル「4」 御柱関係者に波紋

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県は13日、全県の新型コロナウイルス感染警戒レベルを「4」に引き上げ、医療警報を発出した。諏訪大社式年造営御柱大祭を今春に控えた諏訪地域では、御柱祭実施に関するガイドラインが発表された昨年11月以降、初めてレベル4に達した。氏子参加の曳行(えいこう)は実質的に中止となり、機械力で運搬し、木落しや川越しも行わない水準で、感染状況に応じて変わる御柱曳行の難しさが、感染の急拡大で浮き彫りになった形だ。全県のレベルは医療提供体制の負荷状態でも変動することから、全県的な感染防止対策の必要性を訴える声も上がっている。

レベル4への引き上げを受けて、諏訪大社上社大総代会でつくる上社御柱祭安全対策実行委員会の小松秀敏事務局長は「感染拡大の早さに驚いている」と話した。湖南・中洲地区の若者本部は氏子が集まる準備、練習の中止を決めた。若者総代の藤森俊幸さんは「事前の取り決め通りに対応する。感染拡大を止めるには一人ひとりが気を付けるしかない」と気を引き締めた。

茅野市木遣(きやり)保存会の神林守夫会長も「厳しく感じている。より一層みんなで注意しないといけない」と強調した。保存会は大祭に向けて週2回、屋外で練習を重ねているが、練習の在り方の見直しを検討するという。

下社山出し有料観覧席を設営する下諏訪町御柱祭実行委員会の増澤和義事務局長(町産業振興課長)は「御柱祭まではまだ時間があるので、準備を粛々と進める」と語り、感染状況を冷静に見極めていく構えだ。実行委のガイドラインは、レベル4で観覧席と催し物の中止を定めているが、観覧席のチケット販売や工事を進め、最終判断は祭り直前になる見通し。

岡谷市御柱祭典委員会の木下敏彦委員長は「一喜一憂せず、感染対策を徹底しながら万全の体制で本番を迎えたい」と曳行に向けて準備を進める意向を示した。大総代の一人は昨年11月のガイドライン発表後、全県の感染警戒レベルの要件に医療提供体制への負荷状態が追加されたことに触れ、「他圏域の感染状況や病床使用率が諏訪地域のレベルに影響しやすくなった。全県的な感染防止の取り組みが必要になる」と指摘した。

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