伊那市長選まで3カ月 現新2氏出馬表明

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任期満了(4月29日)に伴う伊那市長選は4月17日の告示まで3カ月となった。これまでに新人で元市議の八木択真氏(43)=無所属、山寺=と、現職で3期目の白鳥孝氏(66)=無所属、西箕輪=の2人が立候補を表明。選挙戦になる見込みで、両氏とも2月以降に公約を発表する見通しだ。

八木氏は昨年11月に立候補を正式表明。2018年の前回選に続いて挑戦する。歳の若さを前面に押し出し、「世代交代」による行政の刷新を主張。組織的な活動には頼らず、賛同者らと共に草の根の運動で支持拡大を図る。

若い感覚に加え、飲食店経営者として身に付けたスピード感を取り入れた市政運営を目指す。前回選後に生まれた第一子の育児を通して、子育て世代の苦労を行政に反映させる必要性を実感。基本政策では「ママと子どもが真ん中の伊那に」と訴える。

地域の諸課題に自身が出向いて要望を聞き取り、政策に反映させる方針。基本政策には、高齢者らに必要な公共交通網の構築、若者流出の検証と人口減少の食い止め、農林業と商工観光業の数値目標化による振興なども挙げる。

現在は戸別訪問を通じて市民の声に広く耳を傾けると共に、朝の通勤時間帯につじ立ちを行って支持拡大に努める。インターネットを活用し、自身の意見なども発信。小規模の集会も回数を重ねてきた。引き続き「一人一人に丁寧に話を聞いていきたい」としている。

白鳥氏は昨年12月、正式に立候補を表明した。その後、新型コロナウイルス感染再拡大への対応や、来年度当初予算の市長査定も始まり、本人は公務優先の状況が続く。市内全域を網羅する後援会が中心となり、選挙に向けた体制固めを進める。高齢化した後援会支部組織には新たな人材を投入し、若返りを図った。

白鳥氏は、コロナ禍により家庭の貧困や不登校、引きこもりなど、具体的に困っている人の現実が浮き彫りになったと指摘。「こうした問題は行政で取り組まないと救えない。放置すれば社会へ戻れない人が増える」とし、「そうした問題を漏れなく手当てする福祉を充実したい」と4期目の出馬理由を語る。

このほか「都会中心の日本の構造が限界を迎えた中で、地方にこそ国の将来の活路がある」と主張。すでにある地域産業での安定的な生産や、地元の地理的特性を生かした小水力発電などのエネルギー創出を背景に「都会ではできない、自活できる伊那市の実現を目指したい」とする。道路整備など継続事業の仕上げも目指す。詳細な公約は2月頃に発表する計画という。

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