思い出の「石神の松」線香花火に 中川東小

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和火師の佐々木さんから教わりながら、線香花火を作る中川東小の4年生

松くい虫被害によって枯死し昨年7月に伐採された中川村の「石神の松」について学習してきた中川東小学校4年生25人が、伐採枝を燃やしてできたすす(松煙)を材料にした線香花火作りに取り組んだ。山梨県在住の和火師、佐々木厳さん(37)が作り方を指導。子どもたちは、大好きだった松を活用できることに心弾ませながら、思い出の品作りに熱心に取り組んだ。

4年生は今年度、樹齢400年余とされ、住民たちに親しまれてきた巨木について学習。伐採されて忘れ去られることのないようにと、紙芝居作りにも挑んだ。今回、松に関する活動を展開する住民有志グループ「石神の松プロジェクト」(松田友恵代表)などを通じて、花火作りが実現した。

佐々木さんは、日本の伝統的な花火・和火や自然の恵みを生かした原料などについて説明。松煙や硫黄などを混ぜた火薬を用意し、「(石神の松の枝を燃やし)障子に付いたすすを、そぎ落して取れた貴重な」松煙などを紹介した。

子どもらは、専用の道具で火薬をすくうと、こよりの先端に投入。空気が入り込まないように包み込み、持ち手の部分を丁寧に巻いて完成させた。

松煙と筆を使って、色紙に文字を書く機会も。子どもらは石神の松を思い浮かべながら、「希」「命」などと記入。「石神の松に生き続けてほしい」との思いから「生」と記したのは片桐悠杜君(10)。「花火になったり墨になったりして、石神の松ってすごい。きれいな花火になったら良いな」と期待した。

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