消防団報酬、引き上げ答申 中川村委員会

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消防団員の待遇改善案を審議した中川村消防委員会の会合

減少傾向にある中川村消防団員の待遇改善案を審議してきた村消防委員会は18日夜、火災や風水害への対応で出動した際の「非常出動報酬」や年額報酬などについて、村の諮問通り総務省消防庁が示す基準に相当する額へ引き上げるよう、宮下健彦村長に答申した。村は、非常出動報酬を、現行の1回3000円から日額で最大8000円へと引き上げる方針。各種報酬の増額を盛った条例改正案を、3月開会予定の村議会3月定例会に提出する。

地域防災の要となる団員のなり手不足が続く中、消防庁は昨年4月、非常出動報酬を1日当たり8000円、年額報酬は3万6500円を標準額とするよう、全国の自治体に通知。上伊那地方8市町村でも、財政負担などを考慮しながら、検討を進めている。

中川村は、年額報酬を、現行から1万4600円引き上げて2万6500円とする方針。全団員に毎年配布している商品券1万円分と合わせることで、 実質的には国基準を満たすようにした。非常出動報酬は、短時間額(実働時間3時間以内)3000円、半日額(3~6時間)5000円、日額(6時間以上)8000円とする。訓練等出動報酬も、現行の日額2500円を6000円に引き上げるなど実働時間帯ごと増額する。

団員数は減少傾向にあり、消防団OBら特別消防団員を含めて昨年4月時点で180人。定数200人を下回る。水害の多発が懸念される中、団員確保が課題になっている。同委員会の榑澤春幸・委員会長は「待遇改善は、団員の励みになるだろう。家族らの理解も得やすくなり、入団勧誘もしやすくなる。団員確保につながれば」と期待している。

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