諏訪の月降水量 平年の2倍

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前線や湿った気流、台風接近などの影響で、9月の県内は中旬以降「秋晴れ」が極端に少なくなり、諏訪の月降水量は平年の2倍以上、日照時間は75%程度と記録的な天候不順になったことが3日、長野地方気象台のまとめで分かった。統計を取り始めた1945年以降9月降水量としては2番目の多さ。日照時間は5番目の少なさだが、平成元年以降では最少だ。

諏訪市と原村の9月降水量と日照時間

諏訪市と原村の9月降水量と日照時間

諏訪の9月降水量は平年比2・2倍の414ミリ。上旬は平年並みだったが、中旬は同3・3倍の241・5ミリ、下旬は1・9倍の128・5ミリに達した。短時間の大雨も総量を引き上げた。

日照時間は109時間。中旬はわずか13時間と平年の3割に満たず、下旬も5割強にとどまった。18~23日は6日連続の日照ゼロだった。原村は諏訪を下回る103・5時間で、86年からの観測史上2番目の少なさ。茅野市・白樺湖では月降水量が過去最多を更新した。

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観光にも記録的天候不順の影響が出ている。「台風の影響もあり9月は3割減。週末に天気が崩れるのが痛い」とは北八ケ岳ロープウェイ(茅野市)。「山の日」元年で登山客の増加が見込まれた八ケ岳だが、縞枯山荘は「お盆にかけては多かったが、8月後半はやや少なく、9月は少ない。秋は周期的に天気が変わるが、これだけ悪いのは記憶にない」と嘆く。

富士見高原リゾート(富士見町)は「例年の1割減。集客に苦戦している」と打ち明ける。呼び物の「花の里」の開花は平年並みながら、日照不足と多雨で枯れやすくなっているため、「晴れ間を見ては刈り取って新芽の生育を促している。手間だけは増えている」。紅葉シーズンに向けて「毎週イベントを打って客足を取り戻したい」と巻き返しを誓う。

一方、諏訪市のコンビニエンスストア「サークルK諏訪高島店」は、かっぱの売れ行きが伸びた。小宮御柱祭の日に雨天となることが多く「当日の朝に購入していく氏子さんが目立った」。朝まで雨が残った今月2日にも諏訪湖一周ウオーク参加者が求め、品薄状態になったという。

カード式コインランドリーのしゃぼん諏訪城南店・下諏訪店では、乾燥機を中心に利用が増えている。入金額の1・5倍の利用ができる「得洗キャンペーン」を今月5日まで行っており、「天候と御柱も要因だが、キャンペーン効果がより大きい」としている。

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