2022年1月24日付

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新型コロナウイルス(オミクロン株)の感染拡大が我々の予想をはるかに上回っている。気がめいるのでコロナの話題は避けてきたが、触れずにはいられない数字だ。ちょっと前、米国の1日の新規感染者数100万人という報道に、「桁が違う」と突っ込みを入れたが、真実だった▼日本各地からは毎日のように「新規感染者過去最多を更新」というニュースが届けられてくる。一方で感染が少ない地域の人は、「自分の周りは少なくて良かった」と胸をなで下ろしているだろう▼そう思いを巡らせた時、かつて聞いていたロックバンドのある歌がラジオから流れてきた。「外国で飛行機が落ちました。ニュースキャスターはうれしそうに『乗客に日本人はいませんでした』。僕は何を思えばいいのだろう、何て言えばいいんだろう」。その歌詞の意味を改めてかみしめた▼飛行機が墜落すれば多くの犠牲者が出るのは容易に想像できる。たとえ日本人がいなくとも、多くの人が死んだ事実には変わりない。しかし自分には関係ないという考えが頭を支配する。本当に良かったと言ってもよいのか▼中国で初めてコロナが確認された時、「日本には関係ない」と高をくくった。そして今も感染爆発に苦しむ地域があるにもかかわらず、「自分が良ければよい」という考えに陥る。どうすることもできないが、こうした思考は人としてどうなのか。考えさせられる。

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