光前寺三門 屋根ふき替え進む

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光前寺の三門で進められている屋根のふき替え工事

光前寺の三門で進められている屋根のふき替え工事

駒ケ根市の光前寺にある三門で、屋根のふき替え工事が行われている。国の名勝指定から半世紀近くが経過し、植物の変化や建物の老朽化が進む中、庭園内の保存管理を目的に昨年度スタートした整備計画の一環。破損が目立つ屋根全体をスギの薄板を用いた「こけらぶき」でふき替えている。市教育委員会は「屋根の構造を間近で見られる貴重な機会」とし、8日に一般向けの工事見学会を開く。

市教委と同寺の吉沢道人住職によると、三門は1818(文政元)年に焼失し、1848(嘉永元)年に再建された。間口約9メートルの二重門で、県内では長野市の善光寺に次ぐ大規模な建築という。屋根のふき替えは1967年以来。昨年7月に腐食した屋根の一部が落下したため、屋根全体を点検したところ、複数の破損が見つかり、伝統的な「こけらぶき」でふき替えることになった。

7月25日に着手した工事は、来年3月末に終了する予定。古い「こけらぶき」の撤去と屋根の骨組みとなる垂木や軒付の修復はほぼ終了しており、現在は上層部の屋根でふき替え作業が行われている。

市立博物館専門研究員の氣賀澤進さんは「日本古来の建築様式で、作業をめったに見ることができない。ふき上がってしまうと内部の構造が見えなくなる」とし、見学会への参加を呼び掛けている。

現場の公開は8日午前9時、10時、11時からの計3回実施。定員は各回20人で事前申し込みが必要となる。参加無料。問い合わせは市教委社会教育課(電話0265・83・2111、内線721)へ。

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