小児夜間急病センター 診察日を週4日以上に

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諏訪広域連合は、諏訪地区小児夜間急病センター(諏訪市四賀)の診療日を年中無休から週4日以上に変更する方針を固め、26日の広域連合議会全員協議会に報告した。診療を担う医師の高齢化と新型コロナの検査やワクチン接種への対応、患者の減少や総合病院の受け入れ体制が整ってきたことなどを考慮して判断した。広域連合議会3月定例会と周知期間を経て、7月から変更する考えだ。

同センターは2007年6月に開所。当時は小児科医が不足し、二次救急病院に軽症患者が集中して重症患者の対応に支障が生じるといった課題を抱えていた。医療関係者の要望から開設した同センターは、岡谷市と諏訪市、諏訪郡の3医師会でつくる「運営医師会」に委託し、年中無休で医師1人、看護師2人、医療事務員ら3人が午後7~9時の応急的診療を行う。

広域連合によると、診療は開業医と勤務医の計42人が輪番制で担っていて、60歳以上のベテランが中心。診療所や病院での通常診療に加え、新型コロナの検査やワクチン接種にも対応しており、輪番制の人材確保も難しいという。医師会側から年中無休の維持は「困難」との意見があり、休診日を設けることにした。

少子化に加え、県の緊急相談窓口やインターネットの普及、ワクチン接種や新薬など医療の進歩、近隣病院の受け入れ体制整備も進み、軽症患者の集中を抑制する医療体制上の課題は解決してきた。センターの患者は09年度の5014人をピークに減少し、20年度はコロナの影響で過去最少の651人。診療報酬だけでは賄えず同年度は広域連合が3000万円の委託料を支出している現状もある。

全協で広域連合は、診療日を「週のうち土曜日及び日曜日を含む4日以上」に変更する方針を示し、具体的には火、木、土、日曜日の4日間にするとした。子育て支援の観点から休診日の対応を尋ねる議員の質問に対しては、医師会と調整しながら、岡谷市民、諏訪赤十字、諏訪中央の3病院に理解と協力を求めていく姿勢を見せた。

広域連合は議会3月定例会に同センターの指定管理者指定の議案を提出する。運営医師会に引き続き委託する見通しだが、現在5年間の指定管理者の指定期間を4月から2年間に短縮する。センターの在り方について医師会と協議していく考えだ。

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