「痛手」「今は我慢」 まん延防止で飲食店

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営業時間の短縮を知らせる張り紙を店頭に掲げる小泉組合長

新型コロナウイルス感染症の急速な拡大に伴う「まん延防止等重点措置」が27日から適用され、諏訪地方の飲食店も閉店時間を繰り上げる対応を始めた。昨夏の営業自粛で遠のいた客足がようやく戻り始めてわずか1カ月。「信州の安心なお店」認定店は昨夏より条件が緩和されたものの、度重なる営業制限に苦しさを吐露する声も聞かれる。

諏訪市内の飲食店でつくる諏訪湖飲食店組合は同日開いた定例理事会で、数納孝組合長が協力を呼び掛けた。「罰則もあるため、各店の受け止めもこれまでとは違う。県へ(安心なお店の)認定申請を急ぐ店も少なくない」と数納組合長。来月には加盟全72店にアルコール消毒液を配布することも決めた。

諏訪市飲食店組合連合会の小泉親彦会長も「組織として要請を受け入れ、一日も早くお客さんが安心して利用できるようにしていくことが第一」と強調する。

ただ、「夕方から酒類の提供を主に営業する店舗は痛手が計り知れない。従業員を抱えきれるかどうか」と案じる。「2年間、借り入れと蓄えでしのいできたが、ここで返済が始まっている。一方で宴会は全てキャンセル。体力が弱っているのでこれまでの時短より一層大変」と明かし、「収束を静かに待ってひたすら粘るしかない。感染者を出さないように衛生に徹するだけだ」と話す。

茅野市内の飲食店60店が加盟するチームちの飲食業協力組合の会長で、同市仲町の居酒屋「食酒屋うまいものや にし季」を経営する篠原省一郎社長は、度重なる営業時間の短縮要請に対し、「第6波の襲来は覚悟していた。今は我慢するしかない」と表情を曇らせる。

年末年始の客足は戻り始めていたが、オミクロン株の感染急拡大で1月下旬に予約が入っていた新年会は全てキャンセルに。組合加盟の各店舗には、「覚悟を決めて、県の要請に従ってほしい」とラインを一斉送信した。

にし季は「信州の安心なお店」の認証を受けているが、午後8時までの営業にする予定だ。篠原社長は「店から感染者を出すわけにはいかない。無理をせず、営業時間短縮のこの期間を使って、コロナが落ち着いた時に何ができるかを考える時間にしたい」と話した。

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