諏訪湖ワカサギ大量死 今季の投網漁断念

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今季のワカサギ自主規制

今季のワカサギ自主規制

諏訪湖のワカサギ大量死問題で、県や市町、漁協、釣舟組合などでつくる連絡会議は4日、数が減った魚を来春の採卵期まで残すため、9月解禁を見送った投網漁を今季は断念し、ワカサギ釣りは平日2日間に限って休漁とすることで合意した。諏訪湖漁協によると、シーズンを通しての投網の休漁措置は初めて。釣り船業者は土、日曜日を含めて週5日間営業でき、観光面への影響が抑えられた形だ。

自主規制の内容は別表の通りで、15日から来年5月末まで適用する。ワカサギ釣りの休漁は水、木曜日(祝日の場合はその前日)。1日の釣り量の上限は昨季と同じだが、釣り時間は30分延ばした。

県諏訪合同庁舎で開いた連絡会議で県水産試験場諏訪支場(下諏訪町)は、大量死後8~9月の魚群探知機調査に基づくワカサギ資源量について、約1000万匹と推計されると報告。過去5季の平均値の15%の水準とした。漁協の藤森貫治組合長は、試験捕り結果を基に「8割強の魚が死滅し、生き残ったのは2割弱だろう」と改めて説明。例年より厳しい自主規制が必要との認識を示し、今季は投網・刺し網でワカサギを捕らないと伝えた。

8業者でつくる諏訪湖釣舟組合は「厳しい規制がなされるとワカサギがいないとの風評が広がり、今季に限らず来季以降の客足に影響する」と指摘。秋冬の観光資源であることも踏まえ、「週2回の休業以外は通常に近い形でお願いしたい」とし、要望が受け入れられた形となった。

会議後、釣舟組合の中沢滋組合長は「最も厳しい禁漁が回避され、週5日の営業ができるようになり、ほっとしている。1人でも多くの釣り客が来てもらえるよう努力したい」と話した。

漁協は、ワカサギの正月需要向けに12月26~28日に限っては漁を行うとした。

諏訪湖では7月26~27日にワカサギ大量死が発生。湖底付近の貧酸素水が何らかの原因で湖全体に広がり、酸欠を起こしたとみられている。

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