第6波の飲食店 店頭販売で乗り切る 飯島

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飯島町広小路の居酒屋「みなみ」店主の堀内陽子さんは、新型コロナの感染急拡大で客足が遠のく中、夕方からの店頭販売を始めた。店内に入ることもなく、予約なしで手軽に安心して持ち帰ってもらおうと、コンロで調理できるもつ鍋を提供。まん延防止等重点措置が県内に適用された27日も、夕暮れとともに冷え込む屋外の店先に立ち続け、客の温かさにも触れながら「第6波は根性で乗り切る」と励んだ。

「それまでの分を取り戻すかのように、めちゃくちゃよかった」。感染状況が落ち着き、繁盛した年末年始の店の様子を振り返る堀内さん。しかし、正月を終えて感染の急拡大によりキャンセルが相次ぎ、埋まっていた予約はなくなった。

開業して11年目。今までの順調な経営はコロナ禍で一変した。飲食店をやってきたのが間違っていたのではないか、と自問自答する日々もあったという。

しかし、年末年始のにぎわいが堀内さんの勇気となった。「こんなにも多くの人たちが店に来て、応援してくれる」。

そんな思いを胸に、14日から定休日などを除く毎晩午後5時から2時間の店頭販売を始めた。重点措置に伴う要請に応じて時短営業する店と共に切り盛りする。

27日に利用した町内の30歳の男性は「店の味が自宅で食べられるのはうれしい」と買い求めると、飲み物を差し入れた。

「温かいものやマスクなどを届けてくれる人もいる。宣伝もしていないのに口コミで来てくれて完売もする。感謝しかない。本当にやってよかった」。堀内さんは笑顔で受け取った。

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