焼却灰最終処分場 諏訪市板沢に建設

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最終処分場建設地

最終処分場建設地

岡谷、諏訪、下諏訪の2市1町でつくる湖周行政事務組合は4日、広域ごみ処理施設「諏訪湖周クリーンセンター」の焼却灰を処理する最終処分場を諏訪市湖南の板沢地区に建設すると発表した。11月から測量や地質調査、地下水の調査事業に着手する予定。生活環境調査などを経て2019年11月ごろの着工、20年度末の完成、21年度からの灰の埋め立て開始を目指す―と説明した。

板沢は諏訪市西部の山間部に位置する。建設地は県道諏訪辰野線の有賀峠頂上付近から県道諏訪箕輪線を約2キロ南に入り、板沢の集落に下りる市道との交差部周辺。事業予定地の面積は約7万4000平方メートルで現在は主に原野や山林になっている。

諏訪市によると、地権者は板沢区や区民の18者。9月20日には組合や市、区が最終処分場に関する合意書と土地賃貸借契約書に調印した。賃貸借期間は30年。一部買収する土地もあるという。

同市は現在の市のごみ焼却施設や最終処分場が市東部地域にある点などを踏まえ、新処分場は西部地域で検討。湧水が比較的少ないなど水質へのリスクを回避できる点や飲料水の水源から離れている点などを選定理由に挙げた。

組合は最終処分場の形態について屋根などで覆われ、環境への負荷軽減に配慮した「クローズド型」を採用する。焼却灰を洗う水は施設内で処理し、河川には放流しない考え。諏訪市は、構造物の深さについて地下10メートル前後を想定しているとした。

組合によると、センター稼働30年間で発生する灰は約6万立方メートル。自前の最終処分場で半分の約3万立方メートルを処理し、残りは民間業者に委託する。

4日は組合や3市町の議会全員協議会で説明された。金子ゆかり諏訪市長は同市議会全協で、板沢区民に対し「大いなる決断をしていただいたことに対し、深く敬意を表したい」とし、「下流域に当たる辰野町の皆さまや隣接の地権者らに丁寧な説明を重ねたい」と述べた。

組合などは10月中旬以降、下流域の辰野町平出や沢底、周辺集落の諏訪市後山や覗石、上野などの住民への説明会を開く予定。

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