まん延防止措置適用 受験生守る中学校

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感染防止のため席を向かい合わせず默食する生徒。教室には箸を動かす音が響く=諏訪市諏訪中学校

新型コロナウイルス対策のまん延防止措置の適用を受け、諏訪市内の中学校4校は、市教育委員会が示した対応方針に従い、生徒同士の接触機会を減らすため部活動の中止や分散登校、オンライン授業を取り入れた。特に高校受験を控える3年生の感染対策は最優先課題に位置付け。各校の生徒数や設備に合わせた対策を講じて、生徒たちが安心して学べる環境維持に努めている。

同市清水の諏訪中学校。措置が適用となった27日に急いでオンライン授業の準備を整え、28日から本格的に分散登校などを実施した。

受験生への配慮から空き教室や特別教室を使った分散教室を取り入れる動きもある中、同校は残り少ない学校生活をクラスの仲間と過ごしてほしいと、3年生は午前中を全員登校として通常の状態に近い形で授業を継続。午後は自宅学習としている。

3年生と異なる階で過ごす1年生と、別棟に教室がある2年生は、午前中をオンライン授業、午後に学校で対面授業を実施。登校時間をずらすことで、3年生と接する機会を制限した。

給食はクラスごとに全員が同じ方向を向き、会話を最小限にとどめる「黙食」を続けている。

同校によると、3年生は現在、願書を書いたり面接の練習をしたりする時期を迎えている。緊張感が高まることも多いため、学校では平常心を保てる環境づくりを大切に考えている。教職員の助言が必要になる機会も増えることから、普段と変わらない対面でのコミュニケーションをしっかり取り、悩み事を打ち明けやすい関係づくりを心掛ける。

3年2部の生徒(15)は「コロナになる可能性があって不安はあるが、3年生だけでも一緒にいられて幸せ」と話した。

高坂由美子校長は「生徒ができるだけ通常と変わらない授業を受けられるように工夫したい」と話していた。

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