2016年10月06日付

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ある日、パソコンのメールを確認すると、日本刀に関する書籍の案内が来ていた。いつも利用しているインターネットのポータルサイトには不動産の情報や看護師の募集案内が表示されたこともあった▼ターゲティング広告と言うのだそうだ。ネット利用者が閲覧したサイトや検索したキーワードから利用者の興味や嗜好を分析し、ターゲットを絞った広告を配信する仕組みという。もっとも日本刀に興味はないし、家探しをしているわけでも、看護師になるつもりもない▼思い起こせば、刃物のまちとして知られる岐阜県関市でふるさと納税の返礼品に日本刀を加えるというニュースを読んだことがあった。同じ頃、佐久市の高校の生徒が修学旅行先の沖縄で戦時中のものとみられる銃剣を発見したというニュースを見たことも。それで刀好きと思われたか。不動産や看護師の情報は空き家バンクや地域医療に関する記事の参考にしようと関連サイトを閲覧したことが要因のようだ▼技術の進歩には驚くばかりだが、的外れは機械的な処理の限界か。正直、うっとうしい。何より知らないうちに個人の情報が集められ、利用されていることに気味悪さも感じる▼さらに用心すべきは詐欺やコンピューターウイルスの類いだろう。収集された情報が悪用されることもあり得る。スマホの普及でネットはより身近になったが、その利用には細心の注意が求められる。

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