春の訪れ告げる新酒 「疫病退散」祈願し出荷

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生原酒を搾り、詰めた直後の瓶へ特製ラベルを貼って出荷準備をする社員=伊那市の宮島酒店

立春の4日、日本酒「信濃錦」蔵元の宮島酒店(伊那市荒井)は、同日未明から瓶詰めした純米吟醸生原酒「信濃錦立春朝搾り」を出荷した。春の訪れを告げる新酒。出荷前には昨年に続き、新型コロナウイルス感染症収束に向けた「疫病退散」を祈願。予約を受けた愛飲者の手元へ、その日のうちに届けた。

立春朝搾りの出荷は22年目。同市高遠町山室で減農薬栽培した酒米「美山錦」を仕込んだ。今季は「ソフトで口当たりがよく香り豊かに仕上がった」という。720ミリリットル瓶換算で約2500本分を出荷。昨年はコロナ禍を背景に飲食需要が減り、出荷量は前年より25%減少したが、今年は昨年よりも7%回復した。

3日夜から原酒のもろみを搾る準備を行い、4日未明から瓶詰めした。瓶には「令和四年壬寅(みずのえとら)二月四日」の特製ラベルを貼り、出荷の準備を整えた。店頭では午前4時から荒井神社の唐沢光忠禰宜(ねぎ)が神事に臨み、商売繁盛なども祈願した。

宮島敏社長は「立春朝搾りは究極の搾りたて生原酒。飲んでいただくことにより、明るい世の中の到来を願いたい」と話した。

1・8リットル瓶3520円、720ミリリットル瓶1760円(いずれも税込み)。上伊那地域では伊那市の井田屋酒店(電話0265・72・2331)のみで販売している。

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