新型コロナワクチン 「副反応あり」抗体価高く

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伊那中央病院(伊那市)は、新型コロナウイルスワクチン接種の副反応と接種によって体内にできた免疫抗体の量(抗体価)との関係に関する調査結果をまとめた。2回目接種を終えた同病院職員を対象に行った調査で、副反応の有無に着目して抗体価を比較したところ、副反応があったグループの方が抗体価が高かったことが分かった。副反応を理由に3回目接種をためらう人もいる中で、「副反応を怖がらず、積極的に接種を」と呼び掛けている。

調査は、2回目接種を終えた職員のうち、年齢や性別を考慮して選んだ269人を対象に実施。3回目接種(同病院では昨年12月に実施済み)の前に調査するため、2回目接種後5カ月の時点で行った。対象者の抗体価を測定したところ、抗体の量に差はあるものの、接種から5カ月たっても基準以上の抗体を持っていることが分かった。

その上で、測定結果を「副反応あり」と「副反応なし」の2グループに分けて比較した。今回の調査では副反応の基準を37.5度以上の発熱に加えて全身倦怠感、頭痛、関節痛のいずれかの程度が「中等度以上(生活に支障を来した)」とした。この結果、「副反応あり」のグループの方が「副反応なし」のグループより抗体価が高かった。

同病院は「調査結果から副反応が強い方がより多く抗体を 長期にわたって保持できる ことが考えられる」と分析。3回目接種に向け、「(副反応を理由に)接種をためらわず、積極的に受けていただくよう勧めたい」とした。

また、接種を進めるため、「副反応が強く仕事などを休んで静養しなければならないような状況に対して理解し、安心してワクチン接種が受けられる雰囲気を家庭や職場、地域につくることができればいい」と指摘している。

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