三澤寺「満願成就の龍神様」 一般参拝始まる

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下諏訪町の「模擬御柱」から彫りだした龍神像(左)と寺額

伊那市福島の三澤寺(さんたくじ)で、下諏訪町の「模擬御柱」を活用した龍神像が完成し、7日から一般参拝が始まった。チェーンソーアート世界チャンピオンの城所ケイジさん=和歌山県=の手による高さ約1・5メートルの木像で、本堂に安置。同寺では「満願成就の龍神様」と呼ばれ、大地に足を着け、じっと正面を見据える堂々とした姿で、訪れる人たちを見守る。

同寺の武田正幹(しょうかん)住職が龍神の夢を見て、制作を思い立った。用材は、下諏訪町の模擬御柱の会から直径約80センチのモミの大木4メートル分を譲り受けた。2本に分け、それぞれを龍神像と寺額に仕上げた。1月14日から10日ほどで完成させた。

武田住職によると、龍神が正面を向く姿は天での修行を終えて地上に降り、身近な存在として人々を守る意味があるという。造形には長さの異なる複数のチェーンソーが用いられ、鋭利な爪や歯、流線形の胴体などを表現している。迫力ある表情は、見る人の心の状態によって威圧感にも慈愛にも映るとされる。

寺額は高さ約1メートル、幅約70センチ。同寺境内にある2本のサワラの木の間を、龍を模した天竜川が流れているイメージ。正面には同寺の号「理性山(りしょうざん)」と刻まれた。

作業時に出た木片は、お守り袋に納めて参拝者に配布する予定だ。

武田住職は「無事に出来上がり、感無量。龍神様がつないでくれたご縁を大切に、今後も地域の寺として活動したい」とし、「龍神様の仏像なので、真剣な気持ちで参拝してほしい」と話している。

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