御柱祭 上社抽籤式まであと1週間

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コロナ禍を受けて抽籤祈願が中止となったため、斎庭の外から自主的に参拝する四賀・豊田の大総代ら=7日午前6時3分

今春の諏訪大社式年造営御柱大祭(御柱祭)で、上社の本宮と前宮に建てる御柱計8本の曳行(えいこう)担当地区を決める15日の抽籤(ちゅうせん)式まで、あと1週間となった。1月2日から続いてきた抽籤祈願は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて11日まで一時中止しており、7日朝は自主的にお参りに訪れた一部地区の抽籤総代、大総代ら計約20人が斎庭の外から、氏子たちの健康とコロナ禍の収束を祈っていた。

7日朝6時ごろ、上社の境内にいたのは四賀・豊田、湖南・中洲の抽籤総代や大総代、一部氏子らのみだった。幣拝殿や斎庭に入らず、遠くからかしわ手を打った。参加した大総代からは「仕方がないとはいえ、寂しいね」といった声が聞かれた。

前回2016年の抽籤式の1週間前、境内には1地区だけで数百人、人口が多い地区では1000人近い氏子が集まり、心願成就へ祈りをささげた。駐車場に自動車を停めるのも一苦労で、夜明け前の抽籤祈願が始まるずいぶん前から境内は大にぎわいだった。当時を知る大総代は「前回はものすごい人だったのになあ」と懐かしんだ。

午前6時すぎ、境内の階段を上り、地区ごとにお参りを済ませた。境内にたかれた火はなく、参拝者はマスク越しに軽く言葉を交わした後、帰宅した。

四賀・豊田の抽籤総代を務める守屋文門さん(69)=諏訪市四賀赤沼=は「皆さんの力をお借りして祈願、参拝を続けてこられた。抽籤式まであと1週間となったが、引き続き、平常心で毎日を過ごし、当日を迎えたい」と語った。

湖南・中洲の仲井宏人さん(64)=諏訪市湖南田辺=は「まずは氏子の健康。そして、当地区にふさわしい御柱を授けていただけるよう願う。御柱祭をできれば本来の形で、もし難しくてもできるだけ本来に近い形で行えるように祈っている」と話していた。

抽籤祈願は12日から再開する。15日の抽籤式は、諏訪大社神職、抽籤総代、大総代など少数の関係者のみで行い、境内に入場できるのは8地区ともそれぞれ10人以内。氏子の参加は禁止となる。

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