春を呼ぶ菓子「雲平」製造始まる 諏訪市

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風に揺れるコスモスが表現された「雲平」の切り口。この後、細く伸ばし、薄く切った

桃の節句や彼岸などで用いられ、春を呼ぶ飾り菓子として知られる「雲平(うんぺい)」が、菓子製造販売の中央食品工業(諏訪市)で作られている。菓子職人の伊藤泰輝社長(56)が代々受け継いできた技術を生かして花を表現している。

雲平はもち米の粉と砂糖が主原料。寒さが和らぎ始めたこの時期が製造の最適期という。コスモスを表現した雲平は、食紅でピンクや緑に色付けした生地を伝統的な製法で積み重ね、円柱形にした。包丁を入れた切り口は、そよ風に揺れるようにして咲く2輪の花。直径15センチほどになった生地を転がし、直径3センチほどの円柱形にした後、厚さ3ミリ程度に輪切りする。滑らかな曲線が美しい春らしさを感じさせた。

伊藤社長は「コロナ禍で気持ちが暗くなりがちな毎日だが、雲平で少しでも元気を出してもらえたらうれしい」と話していた。8日は今季初出荷の予定。早ければ同日中に地元の農産物直売所や土産物店などの店頭に並ぶ。

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