蚕糸関係の資料寄付 岡谷工同窓会が岡谷市に

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諏訪蚕糸野球部や蚕糸業に関する資料を寄贈した佐久秀幸同窓会長(中)と清水哲校長(右)

岡谷工業高校(岡谷市)と同校同窓会は16日、所蔵する蚕糸業や野球部に関する資料を岡谷市に寄贈した。岡谷蚕糸博物館で昨年7~11月に開いた同校創立110周年記念展「製糸業と諏訪蚕糸野球」で展示した資料や教材をはじめ、同校前身の諏訪蚕糸学校の野球部部長が残した書簡類。「野球関係だけでなく、製糸業が盛んだった証拠にもなる資料。有効に活用してほしい」とした。

野球部の資料は、1920年に諏訪蚕糸学校野球部部長に就いた故御子柴三郎さんが所有していたもの。同窓会が創立110周年に向けて資料を整理する中で発見された。大正末期から昭和初期にかけて全国の野球関係者とやりとりした手紙やはがき、大会に向けた激励文、野球部後援会の書簡、寄付金帳など、今回約2400点を贈った。

寄付金帳では製糸業や醸造業などの実業家が多額の寄付を寄せていたことが分かり、製糸業隆盛時代に、地元の資金的な援助で強豪校となった野球部の姿が見えてくる。

このほか、同窓会からは諏訪蚕糸学校時代の実習用具など約30点、学校からは蚕の体の構造が分かる「蚕体模型」、繊維標本などの教材や資料約30点を寄贈。さらに今後も所有する資料を随時贈るという。

この日は佐久秀幸同窓会長、清水哲校長らが市役所を訪れ、今井竜五市長に目録を手渡した。今井市長は「市にとって貴重な財産。大切に保管し、多くの人に見てもらえるよう活用したい」と感謝した。

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