「もみじ湖」渋滞対策強化 箕輪町予算

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箕輪町は2022年度、昨季10万人を超える観光客が訪れた同町長岡の紅葉の名所、箕輪ダム「もみじ湖」の渋滞対策の強化に取り組む。景勝地へとつながる県道諏訪箕輪線の一部区間でシャトルバスの運行を計画。地元住民や道路管理者らと調整を重ね、今季からの運行を目指す。町は新年度当初予算案に運行委託料などを含む「もみじ湖観光関連事業」に約5300万円を計上した。

20年に国内旅行情報サイトじゃらんnetの「全国のおすすめ紅葉スポットランキング」で1位になったのを契機に、それまで3万人台だった来場者が急増。同年は6万8000人、同ランキング2年連続1位となった21年は10万6000人が訪れた。予想以上のにぎわいにより、もみじ湖近くで駐車場待ちする車の滞り、地元区や周辺区生活道路への車の進入など、交通トラブルが目立った。

運行方法は自動車を駐車場に止め、バスに乗り換えて目的地に向かう「パークアンドバスライド」方式を採用。行楽期にダム下流のイベント広場に臨時駐車場を設け、ダム上流の「もみじのトンネル」などまでの約3キロをバスでつなぐ。円滑運行を図るため一部区間でマイカーを規制。観光客からは、バス運行や景勝地保全などに充てるための協力金を募る。

渋滞対策は、観光客の過度な増加が地域住民の生活や自然環境に悪影響をもたらしたり、観光地の魅力を低下させたりする「観光公害」対策の一環。町はバス運行のほか、交通誘導員増員や第2景勝地整備などにも取り組み、交通渋滞緩和を目指す。公衆無線LAN・公衆電話機設置、仮設トイレ増設などの事業費も当初予算案に盛った。

白鳥政徳町長は「もみじ湖は『上伊那の水がめ』なので大規模観光地化を目指す発想はないが、もみじ湖を育ててきた皆さんの思いが町内外に発信できればと思う。観光客の皆さんに少しでも満足してもらい、上伊那の観光の手助けにつながれば」と話す。

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