2022年2月20日付

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最近、若者の活躍が妙に目に付くようになった。北京冬季五輪では、18歳の鍵山優真選手がフィギュアスケートで銀メダルに輝き、東京夏季五輪スケートボードのストリートでは13歳西矢椛選手が金、同パークで19歳四十住さくら選手が金、夏季五輪史上最年少日本代表となった13歳開心那選手も銀メダルを獲得した▼振り返ればスポーツコメンテーターとして活躍する岩崎恭子さんも14歳で迎えた1992年バルセロナ五輪水泳200メートル平泳ぎで金メダルを獲得。レース後の「今まで生きてきた中で一番幸せです」という言葉は今も記憶に残る▼考えてみればスポーツ界で若者が活躍するのは当たり前。多くのスポーツは第一線で活躍できる競技者生命は短く、選手として早い段階でピークを迎えるのは不思議ではない。さすがに「中学生で世界トップ」は驚きだが▼知略と経験が必要な将棋界でも藤井聡太竜王が異次元の強さで並みいるプロ棋士を倒し、若干19歳で五冠を達成。成人前の若者の活躍に何十年と生きている大人たちの立つ瀬もなくなる。勝負の世界では大人も子供も関係ないのだろう▼しかし社会生活では大人と子供の垣根は確実に存在する。議論がし尽くされた感がないまま4月に改正民法が施行され、成人年齢は20歳から18歳へと引き下げられる。18歳でいきなり「大人です」と宣告される若者の気持ちはいかばかりか。気になるところだ。

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