「税関」呼称150周年展 諏訪地方21日から

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記念のパネル展への来場を呼び掛ける竹内所長(前右)と職員

国内各港の運上所が「税関」と呼称を統合して今年で150周年を迎える。名古屋税関諏訪出張所(竹内孝幸所長)はこれを記念して地元住民に税関の役割や業務を知ってもらおうと、独自のパネル展を21日から岡谷市内を皮切りに諏訪地方6市町村と松本市内の計7会場で順次開く。

税関は江戸末期の1858年に日米修好通商条約を締結した以後、各地の港に設置された「運上所」や「税関」が前身。当時は港ごとに呼称が異なったため不都合があるとして1872年、当時大蔵省に在職した渋沢栄一も関わって呼称を「税関」に統一した。

その百年後の1972年に全国を九つの税関で管轄する現体制を確立。近年はインターネットの普及で個人も含めて海外との物流が年々活発になり、健全な輸出入と安全を保つ税関の役割が重要性を増しているという。

名古屋税関諏訪出張所は、諏訪地方の企業と自治体による熱心な誘致で政令派出所(1980年設置)を経て88年に開設した。長野市内にある派出事務所とともに県内全域を管轄し、主に精密機械部品や情報機器などの輸出通関業務、保税地域の管理監督、不正薬物や武器、偽ブランド品など社会悪物品の密輸取り締まりを行っている。内陸地にあって企業の輸送の迅速化やコスト削減を助ける同事務所の存在は、地方に移転先を求める事業者の諏訪への誘致の一助ともなっている。

巡回展では税関の歴史と仕事、その実績などを職員手作りのパネル約20点で紹介する。竹内所長は「身近な機関でありたい。地域の皆さんに業務内容や役割を知って理解を深めてもらう機会になれば」とし、住民の声をじかに聞く場ともしたい考えだ。

展示巡回の日程と会場は次の通り(いずれも初日は正午から開始、最終日は午後3時まで)。

▽21~25日=レイクウォーク岡谷2階特別催事場

▽28日~3月4日=下諏訪総合文化センター

▽3月7~11日=原村役場

▽3月15~22日=富士見町役場

▽3月23~29日=茅野市役所

▽4月1~8日=諏訪市役所

▽4月11~22日=ステーションビルMIDORI松本2階特設会場

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