池上さんそば道五段 諏訪地方で3人目の認定

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知人に頼まれて打つことも多い池上さん。麺棒を手際よく動かしそば玉は見る見るうちに薄く伸びていく

NPO法人信州そばアカデミー会員の池上雄二さん(69)=茅野市玉川=が、一般社団法人「全麺協」(本部事務局・東京都)のそば道段位認定制度で五段(最高段位)に認定された。諏訪地方で3人目。挑戦2回目での目標達成に「ホッとした気分。道場を開き、福祉とそばをつなげた地域貢献もしていきたい」とさらなる夢に胸を膨らませる。

池上さんがそば打ちを始めたのは15年ほど前。もともと多趣味で、転勤で四国に住んでいたとき、周りに「うどん」しかなく独学で取り組み、のめり込んだという。帰郷後、そば打ちを教えてくれる同アカデミー(本部・塩尻市)を知り早速入会。地元の製粉会社のそば打ち道場でも腕を磨き、茅野そば打ち愛好会に所属して新そば祭りに参加したり、地域でそば打ちを教えたりして定年後の趣味を楽しんでいる。

同制度はそば打ちを職業としない人を対象とし、そば打ちによる仲間づくりや地域づくりを通した自分づくりを目指す。五段位認定会は、おおむね年1回、全麺協の全国の支部を持ち回りで開く。今回は昨年12月4、5日に千曲市であり、全国から一次審査、筆記試験を通過した59人が受験。技能審査は、準備衛生から、水回し・こね、のし、切り、片付けまで細かな審査項目が設けられ、段位の中で最も高い精度が求められ、意見発表も経て27人が認定された。県内は2人で諏訪地方は池上さんのみ。これまでの認定者は163人で県内が約1割。

池上さんは前回、神戸市で開かれた認定会から2年越しの挑戦。すでに五段を所持する諏訪地方の2人は愛好会の仲間で、目標だった。「落ち着いて普段通りの力が発揮できた」と振り返り「茅野はそばに関して積極的なのでやりがいがある。コロナが落ち着いたら教室も開きたい」と話している。

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