2022年2月22日付

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にゃん、にゃん、にゃんの鳴き声から、きょう2月22日は「猫の日」である。西暦2022年の猫の日は「2」が六つも並ぶことから、”スーパー猫の日”として猫グッズ商戦も盛り上がりを見せる。動物愛護や人と動物の共生について改めて考える日にもしたい▼伝統的猫グッズと言えば、稲わらを編み込んで作る「猫つぐら」だろう。県北部の栄村などの豪雪地帯で長い冬の間に作られてきたかまくら型の猫の寝床。保温・通気性に優れ、冬は暖かく夏は涼しい。天然素材のおうちの中から顔をのぞかせる猫の写真を見ると、こちらもほっこりする▼南木曽町の「なぎそねこ」は、いろりの前でろくろ細工や檜笠などを作る際、邪魔にならないよう袖をなくし、冷える背中を暖めるように考え出された伝統の防寒着だ。名の由来はねんねこ半纏のねこからとか、着て作業する姿が猫のようだとか諸説ある▼県内各地でその土地のわらや家庭に眠る着物、洋服などを使った地場産の猫つぐらや「ねこ」が生まれている。作り手側に話を聞くと、和気あいあいの作業で冬仕事でも心身がぽかぽかするようだ。使い手には手仕事ならではの温もりも伝わるだろう▼寒冷地の県にとっては冬の節電・省エネ対策が大きな課題。「ねこ」は信州ならではのウオームビズにもなる。先人の知恵と技、伝統の品々の継承や、人もペットも環境も喜ぶ地域づくりを応援したい。

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