アカマツ守れ 伊那西小で薬剤注入作業

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学校林のアカマツに薬剤を注入する伊那西小の児童たち

伊那市伊那西小学校は21日、学校林に植わるアカマツの松くい虫被害を防ぐため、薬剤注入の作業を行った。近年の被害拡大が問題となる中で、子どもたちが学び、進める保護活動の一環。全校児童52人が自らの手で取り組み、豊かな森の存続を願った。
 
松枯れは、松くい虫のマツノザイセンチュウがマツノマダラカミキリに運ばれて木の内部に入り込むことで、マツが水を吸い上げられずに起こる。薬剤注入は、マツノザイセンチュウの増殖を抑えるという。

アカマツは直径約50センチで、学校林のマラソンコース沿いに植わる9本。木製品製造の「やまとわ」(同市)が協力し、「カミキリムシが飛び始める5月ごろには免疫ができ、木が守られる」などと説明した。児童は樹幹の太さを測り、必要となる薬剤の量を計算。樹皮を削ってから電気ドリルで小さな穴を開けてもらい、薬剤入りのボトルを差し込んだ。
 
6年生の児童(12)は樹齢70年を超えるマツを見上げ、「いつまでも元気でいてほしい。卒業しても見に来るからね」。5年生の児童(11)は「もっと長生きできるように病気を防ぎ、みんなで守っていきたい」と話していた。

今後はマツから空のボトルを取り除いて穴をふさぎ、観察と見守りを続けるという。

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